講師：

八橋 雄一（大学院大学至善館 教授）

競争戦略、マーケティング戦略、生産戦略、財務戦略など、いまや私たちの身の回りには「戦略」という言葉があふれています。しかしながら、「戦略」という言葉が独り歩きし、個々人で思い描く「戦略」の内容に関するバラツキは、残念ながら非常に大きいと言わざるを得ません。また、今はVUCA（Volatility, Uncertainty, Complexity, and Ambiguity）の時代と言われ、自然／社会／政治／事業環境において過去30年間で最も先行きが不透明な状況です。先行き不透明な時代に有効な「戦略」を立案するには、これまで以上に柔軟な思考が求められます。

本体験授業では

①そもそも事業運営／企業経営における「戦略」とは何か。

②有効な「戦略」を立案する上で、如何に柔軟に思考するか。

を中心に、豊富な具体例に基づきインタラクティブに楽しく考えていきます。

大学院大学至善館教授。東京大学経済学部卒業と同時にボストン・コンサルティング・グループ入社。国内では黎明期のコンサルティング業界に飛び込み、業として認知される2000年代半ばまで所属。2001年、東京事務所で歴代最年少パートナーに就任。その後、2007年プライベートエクイティの世界に転身。2007年MKSパートナーズパートナー。2011年ACAシニアアドバイザー。上場株投資と並行してベンチャー投資も実施する等、多くの時間を投資先ベンチャー企業支援に費やす。2015年東京工業大学グローバルリーダー教育院特任教授を経て現職。